旅行に行くといっても、一人旅からゼミ旅行のように大勢で行くものまであります。
一人旅は気楽ですが、さびしい。
複数人で行く旅は賑やかですが、自由は利きません。
このように一人旅と複数人で行く旅には、両者ともメリットとデメリットがあります。
筆者は1ヵ月程度の旅行をするのが趣味で、東南アジアでは一人旅、東ヨーロッパでは2人旅を行いました。
そこで今回はその経験から、一人旅と二人旅、それぞれのメリットとデメリットをまとめて、どちらの方が良いのか考えてみました。
Contents
一人旅のメリット
1. ストレスフリー
一人旅だと、相方の事を気にせずに、行きたいところに行って、食べたいもの食べて、自由なルート設定をすることができます。何気に歩くペースを合わせる必要が無いのも良いところです。
2. 友達ができやすい
二人以上のまとまりに話しかけるよりは、一人に話しかける方が楽ですよね。実際に一人旅同士でくっついて、観光地を回ることもあります。
3. 自信がつく
一人だと他に頼る人がいないので、全ての事を自分で行う必要があります。ルート設定・事前調べ・チケット購入・人に道聞いたり…、それらをすることで自身の成長につながります。
筆者が一人旅をしようと思った理由もここにあります(友達いなかったのもある)。普段の生活だと、授業でも誰かのやったことについていったり、実家だと家事全般やってもらったりして、誰かについていって、助けられています。
そこで自分自身の力だけで何かをやってみたいと思いました。誰も頼れる知りあいがいない場所に自分をおくと、強制的に自分自身から動き出すようになりますよ。
実際に終わって帰ってくる事ができれば、その経験は自分自身の力だけでも動けるという証明になり、自信につながります。
一人旅のデメリット
1. 気持ちを共有できない
ふとした時の感動や喜びを伝えたくても、伝える相手がいません。SNSで伝えることはできますが、他人と同じ場所で同じ感動を味わうことはできません。
2. 値引きが制限される
バスやボートなどのチケットや、観光ツアーに申し込む際に一人だと値引き率が下がったりします。実際に観光ツアーを申し込んだ際に、「一人参加ならこれ以上は下げられないけれど、二人以上ならこの価格でいいよ」なんて言われたことがありました。ぼっち旅行者にはつらい一言ですね。
二人旅のメリット
1. 不安が1/2になる
一人だと、バス待ちの時間や、ふとしたトラブルの時に不安になります。特に海外のバスは決められた時間に来ないので、乗り場や時間を間違えたのではないかと不安に思うことがあります。
そんな時にも、同じ不安を抱えている知人が隣居るだけで不安は和らぎます。2人なら野宿も安心してできますし、夜道を歩くのも安心ですね。
2. 乗り物や食事をシェアできる
乗り物をチャーターする際には、大人数で乗れば一人が払う金額は少なくなります。2人だとしても、単純に1/2です。
また複数食べたいものがあるときには、お互いが食べたいものを頼んで、半分ずつ食べることができますし、一人では食べきれないなと躊躇するものも食べることができます。自炊をするなら2人分を一気に作ってしまえば、さらに経済的です。
3. お互いの写真を撮れる
一人旅では自分の写っている写真がほとんど無かったりします。その辺の観光客に頼んで撮ってもらえばいい話ですが、やっぱり知人がいると撮ってもらいやすいです。
二人旅のデメリット
1. しばしば意見が対立する
回りたい観光地や、行きたい食べ物屋さんについては、特に意見が対立しやすいです。お互いどうしても譲歩できない時は、一時的に別行動をするのもありです。
実際に、同じ町の中でも回りたい観光地が違っていたので、その日だけ別行動にして、夜に宿で合流するなんてことも複数回ありました。その夜は、相手の観光談を聞くのが楽しみになりますよ。
2. ペースを合わせなければいけない
私はさっさと進んで一つでも多くの場所を回りたいと思う派なので、どうしても早足になってしまいます。一人ならもっと早く進めるのになんて思ったこともありましたが、実際そんなに変わらないはずです。2人旅のメリットに比べれば取るに足りないことです。
3. ハラハラさせられる
筆者の場合よくあったことですが、バスや列車の出発間際に相方がコーヒー買いに行ったり、トイレ行ったりしていなくなることがあります。「もうバス来ているし、あと数分で出るぞ」なんて時にまだ帰ってきていないと、ハラハラさせられます。「もうこいつ置いていったろうか」と思ったこともしばしば(笑)。
崖が好きな相方にも注意が必要です。謎に断崖絶壁まで行こうとします。ぎりぎりの場所の光景を見たいという気持ちは分かりますが、後ろで見ている者は心配でたまりません。
4. 経験値が1/2になる
一人旅では一人でやっていたことを二人でするようになるので、比較すると経験値は少なくなります。相手に頼らずに自分から動くことが大切です。
5. 金のやり取りがめんどくさい
2人分のチケットや宿の予約を一気に買ってしまった際に、後々計算して返すのが面倒です。私たちの場合は、自炊の食材費を純粋に1/2にしていたのですが、途中から分からなくなってしまいました。
おすすめは共同のプリペイドカードを作ることです。2人分を一緒に買うときに使えば、後々清算をする必要がありません。
6. 宿の予約をしにくい
宿の予約をする際に、「残りベット数1つ」となっていると予約できません。残りベット数が2つになっていると、お互いが素早く予約しなければ、一人予約した後に他人の予約が入って、離れ離れなんてことにもなりかねません。2人分一気にやればいい話ですが、後の清算が面倒です。
ケンカしなかった?
よく聞かれた事として、「ケンカとかしなかった?」と聞かれることがありました。結論から言うと、ケンカしませんでした。
多少いらいらすることはお互いあったと思いますが、譲れないところは別行動にしましたし、相方もけっこう気を使ってくれていました。乗り物に乗ると、窓際の席をいつも譲ってくれたり、そこそこ金持ちなのに貧乏な自分に行動を合わせてくれたりです。
親しい仲でも、適度な距離感を保って、相手に頼り過ぎなければうまくと思います。
一人旅と二人旅どちらが良いか?まとめ
書いてみると、2人旅のデメリットがやたらと多くなりましたが、その場その場で思ったことをシェアできたり、割り勘できたりするメリットはかなり強いのでデメリットのほうが強くなることはありません。
1人旅と2人旅どちらが良いかは、国や生活スタイルによって変わってきます。東南アジアでは値引き文化があったり、乗り物をチャーターする機会もあるので2人旅のほうが費用面でお得になる事が多いです。
逆に東欧では、ほとんど値引きできませんし、乗り物チケットも代理店より、駅やバスターミナルで買うことが多いので1人旅と変わりません。ただ自炊をしていると、割り勘でいろいろ買えるので良かったです。
最終的な結論としては、1人旅も2人旅もどっちも良いということです。お金を節約したい人や、1人が不安な人はだれかと一緒に行けば良いし、自由を求める人は1人で行けばよいでしょう。
ぜひ自分の場合に当てはめて、一人旅と二人旅どちらの方がよいのか考えてみてくださいね。
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