【海外一人旅の費用】国別にかかる費用の内訳を計算してみた。

海外旅行にどれくらいの費用がかかる？

日本観光業協会の調査によると、日本人が海外旅行で使う金額は一人当たり平均で15万円だと発表されています（航空券代除く）。

同調査で平均滞在日数は5.8日とされているので、一日あたり約26000円ほど使うのが一般的なようです。ちょっといいホテルに泊まって、現地ツアーを利用したり、値段気にせずに食事をしたら、このくらいの金額になるかもしれませんね。

かかる費用は旅のスタイルや行き先によって大きく変わってきますが、お金がかかる項目は同じです。それらの項目にかかる費用を一つずつ計算していくことで、大まかな予算を想像することができます。

今回は、日本人に人気の観光地の中から3カ国を選んで、実際にかかる費用を予想してみました。海外旅行の予算を考えている人は参考にしてみてください。

選出した国々

日本人に人気の観光地を渡航数から選びました（日本政府観光局2012～2016）。

今回はこの中から、アメリカより「ハワイ」・東アジアより「台湾」・東南アジアより「タイ」を選ぶことにします。

東アジアなら中国の方が渡航数は多いのですが、香港・北京・上海など、観光地が分散しているので、よりまとまっている台湾を選びました。

今回は3カ国のみの予算を算出しますが、物価からある程度の予算は考えられるので、以下に周辺国の大まかな物価レベルを示しておきます。

もちろん一つの国の中でも地方とリゾート地では物価がかなり異なるので、そこは注意してくださいね。

インド＜ベトナム＜カンボジア＜ラオス＝ミヤンマー＜タイ＝マレーシア＜台湾＜韓国＜中国＜グアム＝ハワイ＜シンガポール

かかる費用の内訳一覧

主に費用がかかるのは航空券代・宿泊費・食費・移動費・観光費の5つです。使う費用の上限は青天井なので、今回は最低限これだけあればいけるという費用を計算します。

航空券代

航空券代はスカイスキャナーで検索します。スカイスキャナーは、その路線を運航している複数の航空会社の航空券代を同時に調べてくれるので、最安値の航空券を見つけることができます。

また日にちによってもかなり値段が変わってきますが、カレンダー形式で最安値の日にちも見つけられるので便利です。

今回は来月（4月）の航空券代(羽田から）を例に調べてみます。

バンコクの場合

ハワイの場合

台湾の場合

直前なのですこし高くなっていますが、これを見た感じでは…

このくらいの費用があれば十分ですね。各航空会社のセールを使えばかなり安くなりますが、日にちが合わなかったり、すぐに売り切れて取れなかったりするので、ひとまずこれを目安にしておきます。

≫≫≫スカイスキャナーで航空券比較検索

宿泊費

宿泊費は「Agoda」か「Booking.com」で調べます。どちらも性能に差は無いので、ひたすら安いところを探すなら、両方使って探すのがオススメです。

今回も両方を使って、同日の最安値の宿を探してみたところ…

バンコクの宿

台北の宿

ハワイの宿

台北の宿には手数料が含まれていないので、含めると712円になります。やはりタイが圧倒的に安く、リゾート地のハワイはかなり高いですね。

最低限このくらいの費用があれば一泊できます。安いホテルは、お湯が出なかったり・観光街から遠かったりと、それなりの理由はありますが、出費をできるだけ抑えたい方は安宿を探してみましょう。

食費

これについては、様々な人の旅行記や滞在記からかき集めてみました。東南アジアなどでは、経済成長に伴って年々物価も高くなっているので、できるだけ最新のものから探しています。

バンコクでは屋台を利用すると日本の1/2程度で済みますが、ハワイはかなり物価が高いので食費だけで一日あたり5000円は超えそうです。バンコクでは一日1000円～、台北では2000円程度あれば過ごすことができます。

移動費

どこに行くかによっても変わってきますが、主に使いそうな交通機関について、運賃を調べてみました（1$100円換算なので実際はもうちょっと高いです）。

これについては予想しにくいですが、今回はタクシー5km分を一日の移動費とします。割高のタクシー料金で一日5km程度なら妥当な数字になるはずです。

そうするとバンコク→500円、台北→1225円、ハワイ→2000円になります。

観光費

これについてもピンキリですが、一日の中でそれぞれの主要な観光地に行くとします。

かなりざっくりしてますが、バンコク500円・台北500円・ハワイ10000円とします。

結果発表：一日あたりに必要な費用

やはり具体的なプランが無いと難しいですね。いちおう、一日あたりに最低限必要な金額をまとめてみます。

一日あたりだと以上のような感じで費用がかかると考えられます。私が東南アジアで旅行したときも、一日あたりの費用は2500円程度だったので、あながち間違っていないようですね。

お土産代と航空券代を追加しよう

以上で一日あたりに最低限必要な費用が分かったので、必要な日数をかけてみましょう。

平均滞在日数は5.8日なので、

となります。

ここにお土産代の2000円・3000円・5000円をそれぞれ足すと、

です！

最後に航空券代を足すと…

になります！

バンコクは物価は安いですが、航空券代を考えると台北よりも高くなってしまいました。やはり遠方に行ってもとを取りたいなら、長期滞在するべきだということが分かりますね。

準備費用も忘れてはいけない

以上で終わりたいところですが、日本での準備費用も考えなければいけません。

必要な物が揃っている人は、消耗品のトラベルグッズを100均で買う程度で行けますが、パスポートから必要な人は準備で20000円以上かかると考えておいた方がよいでしょう。

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海外一人旅の費用まとめ

• 航空券代を「Skyscanner」で調べる
• 宿泊費を「Agoda」か「Booking.com」で調べる
• 食費・移動費・観光費は、滞在記や旅行記で最新情報を調べる
• 準備費用も考慮する

今回調べた場所については、かなりザックリしたものになってしまいましたが、目的地が明確に決まっている場合は「目的地　物価」などで検索して、詳細な費用を確認してみてください。

航空券代はもちろんですが、何気にかかるのがツアー代なので、参加する予定のツアー料金はしっかり調べておきましょう。

また陸路の国境越えなどで長期の移動をする場合は移動費もしっかり調べておいてください。事前に調べておくとぼられる心配も無くなります。

入場料や乗り物の料金は、コロコロと変化するので、他の人の旅行記などを見て、最新情報を仕入れるようにしてくださいね。

以上の方法で大まかに費用を算出してみて、行けそうな値段だったなら、そこで行くことは決定です。次からは具体的な準備に取り掛かりましょう！

この記事が一人旅の費用を決める手助けになれば幸いです。