カブはその積載性の良さから、日本一周などの長期ツーリングによく使われるバイクです。
私も90ccのカブに乗って1ヶ月程度のツーリングをしたことがあります。その際にはテント・寝袋・衣類・食料などたくさんの量の荷物を乗せることができました。
今回はカブへの荷物の積載方法を紹介します。基本的には乗りやすさと、荷物の取り出しやすさを重視したので、積載方法を考えている方は参考にしてみてください。
Contents
カブの荷物の積載方法
ひとまず全体像は上の写真のような感じです。
前かごに寝袋とツーリングマップル。リアキャリアにボックスを付けて、その上にテントや銀マットなどを巻き付けました。
ボックスと座席の間には小物を入れたカバンとペットボトルを置いています。
部分ごとに詳細を見ていきましょう。
リアボックス
リアボックスにはホームセンターで購入した普通のプラスチックの収納箱を使っています。
底面に二つずつ穴を空けて、下のキャリアとは計4つのボルトで繋がっている感じです。
このボックスは、この止め方で三年ほど使っていますが、特にぐらつくことも無く使えています。
座席の間にカバンを置きたいので、ボックスの配置場所は後ろよりです。
中には食料、ツーリングマップル、衣類、バーナー、コッヘル等を入れていました。ボックスの上にも荷物を固定するので、基本的には取り出す頻度の低いものを詰め込みます。
衣類がけっこうかさばりますが、100均で売っている圧縮袋に入れるとコンパクトに収まりますよ。
一応、防犯対策として鍵も付けておきました。ボックスと蓋に穴を空けて、チェーンを通しただけのものですが、あった方が安心です。
リアボックスの上
ボックスの上にはテント・銀マットをくくりつけました。ブルーシートは銀マットと一緒に巻いてあります。
リアボックスの上には滑り止めシートをしいた上に荷物を固定しています。これがあるだけで完全にずれなくなるのでオススメです。
固定には100均のゴムロープを使用しました。わっかを荷台下の突起に引っかけて往復させるだけなので簡単です。
リアボックスと座席の間
ここにはケータイや財布を入れた持ち歩き用のカバンやペットボトルを置きました。
ここに置いておけば、料金所でサッと財布を取り出したり、信号待ちでケータイを取り出すことが可能になります。
なにげにサッと水分補給ができるのも便利です。
固定には100均の編みネットを使いました。自転車の前かごに付けるやつですね。
けっこう伸縮するので1リットルのペットボトルも入ります。
フロントキャリア
フロント部分にはかごを付けて、寝袋とツーリングマップルを入れていました。
寝袋の上にツーリングマップルを乗せて、その上から編みネットをかけて固定させる感じです。こうするといつでも地図を読めるので便利です。
かごはバイク用ではなく、普通の自転車のかごを使いました。
その他の積載方法
私は使いませんでしたが、以下の方法も候補として挙げられる積載方法です。
ベトナムキャリア
座席前の車体部分に荷台を設置する方法です。(バイク天国のベトナム発祥の荷台らしい)
乗り降りは多少しにくくなりますが、ここに寝袋をくくりつけている人もたまに見かけます。水や財布を入れたカバンを固定させるのもサッと取り出せて便利そうです。
リアキャリアの負担を減らしたい人や、すぐ見える位置に荷物を置きたい人は検討してみましょう。
サイドバッグ
これはカブ以外のバイクには付けている人が多いですね。防水性のある商品を選べば雨の日にも使えます。
個人的には、カブなら積載量は十分だと思ったことと、横幅が増えるとすり抜けをしにくくなりそうだと思ったので使いませんでした。
前後のリアでは積載量が足りない場合は検討してみましょう。
この積載方法の注意点
以上が私の行った積載方法ですが、いくつか注意点があります。
雨対策にビニール袋が必須
雨を防げるのはボックスの中だけなので、ボックスの上・ボックスと座席の間・前かごの中の3ヶ所の荷物はビニール袋で包む必要があります。
40リットル程度のビニール袋を3つ積んでおけば十分です。
ヘッドライトが見えにくくなる
ヘッドライトの光は前かごに防がれてしまうので、使いにくくなります。
私の場合は夜間に移動しないようにしていたので問題ありませんでしたが、夜間も走る場合はかごを外して寝袋を直接荷台にくくりつけるなどの工夫が必要です。
普段使いの時には前かごを外しています。
ゴム切れ注意
長期旅の場合はゴム切れに注意が必要です。100均のゴムはいくつかのゴムの束が1つのロープになっています。いきなり切れるというよりは劣化が目に見えるので、傷んできたら換えましょう。
100均のゴムは劣化して切れやすいので、予備を積んでおくと安心です。
積載制限に注意
道路交通法施行令と言う法律で、積載できる荷物の大きさは決まっています。
具体的には…
・乗車装置または積載装置から左右幅が15cm以内
・乗車装置または積載装置から前後の長さが30cm以内
・積載物の高さは地上から2m以内
ここで言う乗車装置とは、座席やステップのことです。積載装置はキャリアやサイドバッグのことを指しています。
幅は左右それぞれの幅が15cm以内である必要があります。長さも前後それぞれの長さが30cmである必要があります。
高さを気にする必要は無さそうですが、幅の長い銀マットなどは長さに注意が必要です。
積載物の大きさ・積載方法の違反をすると、違反点数1・罰金6000円が課せられます。また、ロープで荷物を固定しないまま走ると転落等防止措置義務連反で、同じく違反点数1・罰金6000円が課せられます。
やはり予備のゴムは積んでおいた方が良さげですね。
カブのオススメ積載方法まとめ
以上が私の行った積載方法の紹介でした。正直改善できるところもたくさんあるはずなので、荷物の量や種類と相談して独自の積載方法を作り出してください。
乗り心地や操作性を邪魔しないことと、水・ケータイ・財布の取り出しやすさを意識すれば快適だと思います。
この記事が積載の参考になれば幸いです。
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