旅の目的が温泉に入ることという人も多いでしょう。日常の疲れが溜まっているからなのか、なんで温泉ってあんなに気持ち良いんでしょうね、
今回はそんな温泉好きな方へ、少し変わった温泉を紹介します。
その温泉は私が旅をしている時に偶然見つけました。
私は去年の9月に3週間ほど西日本をバイクで回ったのですが、温泉だけはほぼ毎日入っていたんです。
意外とどこの町にもローカルな銭湯や温泉が存在していて、極楽湯を使ったのは一回だけでした。
一日中バイク乗った後の温泉は、もう最高です。私はこの旅の中で、夕方になって温泉探している時間が一番好きでした(笑)
そんな旅の楽しみの1つだった温泉ですが、最も印象に残っている温泉は、「世界遺産の温泉」と「一回1200円の高級温泉」の2つです。
どちらも良い温泉だったので、順に紹介していきます。
日本に2つしか無い世界遺産の温泉「温泉津」
「世界遺産の温泉」と検索すると、なぜか和歌山の温泉ばかり出てきますが。実は島根にもあるんです。
それが温泉津温泉(ゆのつおんせん)。
石見銀山で働く炭鉱夫達が利用していたことで知られ、なんと1300年!の歴史を持つ由緒正しき温泉街です。
今回はその中の薬師湯という所に行きました。
私は「世界遺産の温泉」というパワーワードに引かれて行ってみただけですが、日本温泉協会の天然温泉審査で、オール5を獲得しているという何気にすごい温泉です。
オール5は山陰ではここだけしかありません。全国でも19箇所しかないとのことです。
日本温泉協会の審査ってなんだろう?と思って調べてみたところ、源泉、泉質、引き湯、給排の方法、加水、新湯注入率という基準のもと審査されるようです。
ちゃんとした基準があって、今のところ約217温泉というそこそこの数が登録されているので、信頼できそうですね。
そんなすごい温泉だった訳ですが、いざ行ってみると温泉街がやたらレトロ。
私は朝一で行ったので開店まで待ってから入りましたが、そのほんのすぐ後には、2人ほどお客さんがいらっしゃいました。なかなか人気のようで、独り占めは難しそうです。
出典:薬師湯ホームページ
風呂は赤茶色の鉱物で風呂と床一面が覆われていて、あまり見たこと無い感じでした。ローカル温泉にありがちな事ですが、温度はやっぱり暑かったです(42~46℃とのこと)。
貼り紙もしてありましたが、2~3分入って休憩して、再入浴する方法が推奨されています。脱衣所にはイオン水などがあって、細かい気配りが好印象でした。
温泉の湯に関しては、流さずに体に残して上がるとより温泉効果が望めるらしいです。
石鹸は無いので、必要なら持っていくか、受付で買うかしましょう。
一回1500円の高級風呂「萩本陣」
出典:萩本陣ホームページ
山口の萩に行った時です。
温泉を探したのですが、日帰り入浴できるところがなかなか見つかりませんでした。(一度特攻しましたが、あえなく断られました笑)
そして最終的にやっと見つけたのが、萩本陣という旅館の日帰り入浴ができる温泉です。
調べてみると宿泊に関しては貧乏人に手が出ないくらいの旅館で、風呂に入るだけで1550円!
安い銭湯なら300円代で入れたりするわけなので、いかに高いかが分かります。
でもここまで高いと逆に行きたくなるよねということで、行ってみたわけです。
出典:萩本陣ホームページ
まずとても広い。真ん中に庭園(もちろん露天風呂付き)があって、その回りを様々な風呂が囲っています。
この風呂たちを回りながら制覇していくわけですが、たくさん風呂があるので、1つの風呂では貸しきり状態になれる場合が多いです。スーパー銭湯なんかでも、色々な風呂に入れますが、全体的に薄暗くて落ち着いた雰囲気でした。
旅館の温泉はゆっくり浸かるというイメージでしたが、その中に湯めぐりというスタンスが加わっていて、スーパー銭湯の楽しさと旅館の温泉の静かさを混ぜたような素晴らしい温泉でしたよ。
1550円最初は高いなと思いましたが、風呂のクオリティー見るとまぁ納得できるかなという感じです。
アメニティは一式揃っていますが、日帰り客にはタオルを提供していないので注意しましょう。
世界遺産の温泉「温泉津」と高級温泉「萩本陣」まとめ
以上2つが西日本旅行の中で特に印象に残った温泉でした。
意外と全国色々な所に温泉はあるものですね。今回泊まった町の中で、温泉なり銭湯なりの無かった所はありませんでした。
ここ以外にも、海の横の銭湯、暑すぎて入れない銭湯、湯船に自分で水入れて調整する銭湯、謎に深い銭湯 など色々な銭湯がありました。
新しい銭湯はそんなに変な所は少ないと思いますが、昔からある銭湯はアナログゆえに、現代人から見るとおかしなところも多く感じられます。それがローカル温泉の面白いところですね。
またローカルな銭湯では、シャンプーをわざわざ貸してくれたり、なぜか突然タオルくれたり、より人と人との距離が近いことも魅力だと感じました。
旅行をする際にはちょっとした温泉や銭湯を探しながら動いてみると、より楽しくなると思いますよ。
今回紹介したのはどちらの温泉もオススメなので、中国地方の日本海側に行く際には、ぜひ行ってみましょう!
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