海外旅行で避けて通れないのが「入国審査」です。
基本的には簡単なことしか聞かれませんが、英語が苦手な人からすると不安しか感じません。
今回は
- 入国審査で聞かれる質問内容
- 簡単にできる答え方
- 聞き取れない時の対処方
をまとめてみました。
聞かれる内容はほとんど決まっているので、英語が苦手でも、事前に回答を用意していけばどうにかなります。
入国審査に不安しか感じない方は参考にしてみてください!
Contents
1. 入国審査のシチュエーション
飛行機を降りたら、空港内の看板や乗客の流れに従い、「immigration / Passport control」と書かれた場所に向かいます。
そこでは入国審査のカウンターを先頭に、たくさんの人が並んでいます。
列には、Residents (居住者)と書かれた列と、Foreigner(外国人) / Non-resident(非居住者)と書かれた列に分かれている場合があります。
これらの表記は空港によって異なりますが、2種類の列に分かれていれば、居住者と非居住者の列に分かれているということです。
空いているからといって居住者用の列に並ばないように注意しましょう。
また、入国審査官にも色んな人がいるので、優しそうな人や流すのが早い人の列にできるだけ並びましょう。
外国人用の列に並んで、前の人の入国審査が終了したら、前に進んで入国審査官にパスポートを渡します。
ここから質問タイムのスタートです!
国によっては、Visa、入国カード、出国時の航空券の提示を求められる場合があります。
回りの人がこれらの書類を出していたら、パスポートと共に提出しましょう。
入国カードが必要な場合は、基本的に機内で配られます。もし配られず、入国審査の場所にも置いていないなら、必要ないと考えて大丈夫です。
2. 入国審査の質問内容
入国審査官は、パスポートの写真や渡航情報を調べています。
基本的には、敵国同士の移動(イラン→アメリカ、イスラエル)や、写真と雰囲気が違いすぎない限り、ここに関しては面倒な質問はされないことが多いので安心してください。
それでは入国審査で聞かれることの多い質問を見ていきましょう。
1.滞在の目的
What’s the purpose of your visit?
(訪れた目的は何ですか?)
→Sightseeing.(観光)
Business.(仕事)
Transit(乗り換え)
2. 滞在の期間
How long will you be staying?
(どのくらい滞在しますか?)
→ For a week.
For three days.
Forは~の期間という意味ですが、無くても通じます。
3. 滞在先
Where are you staying ?
What’s your address in 滞在国?
(どこに泊まりますか?)
→(I’m going to stay at )○○ hotel.
ひとまずホテルの名前だけを言えば大丈夫です。
addressと言われると住所を訪ねられているみたいですが、入国審査の場では滞在先を聞く表現になるので注意しましょう。
また、まれにですが予約情報を見せてくださいと言われる場合があるので、事前に予約情報を印刷しておくと安心です。
4. 職業
What’s your occupation ?
What do you do ?
(職業は何ですか?)
→Student. (学生)
Office worker. (会社員)
Part-time worker. (アルバイト/パート)
self-employed (自営業)
housewife(主婦)
現在無職だとしても、就労目的で来たと疑われないために、part-time workerとぐらいは言っておいた方が無難ですね。
5. 同行者はいるか
Are you traveling alone ?
(一人で旅行していますか?)
→(I’m traveling)
by myself. (一人です)
with my friend /family. (友達/家族とです)
6. 訪問回数
How many times have you visited this country ?
(何回この国に来たことがありますか?)
Is this your first time?
(これが初めての訪問ですか?)
→First / Second / Third time.
(1 / 2/ 3 回目です。)
I have been several times.
(何度か来たことがあります。)
パスポートの出入国履歴を見れば分かりそうなことですが、Visaの出入国回数の制限などのために確認をされることがあります。
7. 帰りの航空券を持っていますか?
Do you have return ticket ?
→帰国便の予約確認書を見せる。
不法労働を防ぐために、確実に日本に帰ることを確認される場合があります。
何も聞かれない場合の方が多いですが、一部の国では片道のチケットでは止められる可能性があるため確認しておいた方が無難です。
陸路で次の国へ行く場合は、
I’m going to go to 次の国 by bus/ train.などと答えて乗りきりましょう。
8. 観光スケジュール
イギリスやイスラエルなど、入国審査の厳しい国では聞かれることがあります。
口で説明できない場合は、旅程を英語で書いたものを提示しましょう。
3. 聞き取れなかった時の対処
入国審査官によっては、なまった英語を使う人もいます。なまっているとアクセントが強かったり、クセの強い英語を話されるので、対策をしていても聞き取れない可能性があります。
聞き取れなかった場合は、以下の表現で対処しましょう。
Sorry?/ Pardon (すみません)
Can you say that again?
(もう一度言ってもらえますか?)
Could you speak more slowly?
(もう少しゆっくり話していただけますか?)
上記の表現が丁寧でベストですが、とっさに出てこない場合は
One more please.(もう一度お願いします)
という表現でも大丈夫でしょう。
何回も聞き返していると、入国審査官も英語ができないのだと理解してくれて、ゆっくり話してくれたり、簡単な単語で話してくれたりするはずなので、パニックにならずに冷静に対処しましょう。
聞き取るポイントは、purpose /How long /stay /occupationなどのキーワードを聞き取ることです。
全文が分からなくても、キーワードさえ聞き取れれば答えることができます。
紙にまとめておこう
基本的に入国審査の場所ではスマホやカメラなどは使用禁止となっているため、翻訳アプリに頼ることはできません。
ですが、紙を提示することは可能なので、聞かれる質問と答え方をまとめ書きして持っておくと安心です。
4. 海外旅行の入国審査で聞かれる質問内容と答え方まとめ
- 入国審査で聞かれる質問はほぼ決まっている
- 難しいことはほとんど聞かれない
- 質問内容と答え方を紙にまとめておくと安心
日本のパスポートを持っていれば、191の国と地域でVISA無しで入国することができます。
この数は世界一です。つまり日本のパスポートは世界で一番信頼されていると言えます。
そのため普通に観光しているなら入国審査でも、日本人が止められることはほとんどありません。また、入国審査で何も聞かれないことも多いです(カンボジア、トルコの空港、その他陸路の国境では何も聞かれませんでした)。
入国審査で聞かれることはほとんど同じ事なので、事前に質問内容と答え方を覚えて、冷静に対処できるようにしておきましょう。
以上、この記事が入国審査のお役にたてば幸いです。
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